医療法人社団 泰尚会 たいへい歯科
院長 小田 泰平(おだ ひろたか)
【経歴】
・平成14年 昭和大学歯学部 卒業
・平成16年 むとう歯科医院 勤務(前副院長)
・平成25年 たいへい歯科 開業
【資格 所属】
・臨床研修医指導医
・三郷市公立学校 学校歯科医(瑞木小学校)
・三郷市介護認定審査会 委員
・HDIオクルージョンコース 修了
・Straumann Pro-Arch with BLXコース 修了
・低侵襲インプラントマスターコース 修了
・Evidence-based Periodontology and Implantology Course 修了
・Advanced Implant Institute of Japan 修了
・MAXIS IMPLANT SEMINAR 修了
インプラント治療は、歯を失った部分に人工歯根を埋め込み、その上に人工歯を装着する方法です。人工の歯がしっかりと顎の骨に固定されるため、まるで自分の歯(天然歯)にように噛むことができ、歯を失った際の優れた治療の選択肢の一つとして、多くの患者様に喜ばれています。とても優れた治療のインプラントですが、費用に関する疑問や不安も少なからずあるのではないでしょうか?本日は皆さんからよく寄せられる疑問を解決できるように、詳しく解説させていただきます。
インプラント治療は保険適用外となります
ご存知の方も多いかもしれませんが、通常インプラントは自由診療(自費診療)です。保険証をお持ちいただいても保険が適用となりませんのでご注意ください。ただし、事故や病気による歯の喪失が原因の場合、保険が適用されることもあります。こちらに該当される場合は一度歯科医師までご相談いただくと良いと思います。
インプラント治療の内訳について
インプラント治療を分解すると、以下のようになります。
1,カウンセリング料 ⇒ 問診等にかかる費用
2,精密検査費用 ⇒ CT検査や口腔内のチェック
3,埋入手術費用 ⇒ インプラント体(人工歯根)の埋入手術の費用
4,アバットメント費用 ⇒ インプラント体と人工歯をつなぐ部品
5、クラウン(人工歯)費用 ⇒ ジルコニアやセラミック素材の人工歯
6,骨造成費用 ⇒ 顎の骨が不足している場合の処置費用
7,仮歯の費用 ⇒ 仮歯の装着が必要な場合の費用
8、メンテナンス費用 ⇒ 治療完了後の3〜6ヶ月ごとのメンテナンス
いかがだったでしょう?「インプラント治療」と一言でいっても、治療するための準備、アフターメンテナンスなど色々な工程があるのです。
インプラント費用の相場について
全国どこで治療を受けても同じ金額の保険診療と異なり、自由診療のインプラント治療は医院によって価格がばらばらです。これは、医院の立地(都心部か地方か)や、使用するインプラントのメーカー、歯科医師の技術力によって価格が大きく変わるからです。安い場合だとインプラント1本あたり20万円台~、高い場合は60万円以上の治療費がかかる場合もあります。
価格が高ければ必ず良い治療を受けられるというものでもないのですが、価格が相場に比べて著しく安い医院には注意が必要です。先ほどもお伝えした通り、インプラント治療は、安全に施術するための設備、医療機器や道具、薬品や材料、衛生用品が必要となります。また、安全に治療するために術者(歯科医師やアシスタント職員)は日々勉強と技術研鑽を積んでいます。つまり、安全で良い治療を提供するために、それ相応の「原価」がかかっています。つまり著しく相場より安いということは、安全に治療するための器具や設備を整えていなかったり、本来安全のために欠かせない工程を省くなど何かしらの「手抜き」をしている可能性があります。
健康的なお口と生活を取り戻すことを目的にインプラント治療を選択したにも関わらず、患者様の大切な体に万が一のことがあっては大変です。治療してもらう歯科医院選びはよくよく話を聞いた上で慎重にお考えいただきたいと思います!
本日も最後までブログをお読みいただきありがとうございました!